コンパス内蔵のレーザー距離計TruPulse360°ですが、今や森林業界では、一家に一台に迫るレベルで普及しております。

TruPulse360°

20120120-trupulse360.jpg


http://www.timber.co.jp/product/lti/tp360.html

そんな中、「精度が出ない」「精度が出なくなった」というお問い合わせを頂くことがございます。

お客様から検査してほしいとの依頼で機器をお預かりし、アナログコンパスとの精度比較・検証を行うことがあるのですが、精度に問題が無い正常な機械であることがほとんどです。

精度が悪い場合に考えられる原因は多々あります。

[キャリブレーション]

・測定前に現地でキャリブレーションを行っていない。
キャリブレーションは測定前や電池交換後必ず行いましょう。

・キャリブレーションを行う場所が悪い(測量現場以外の場所で行う等)
例えば、会社の駐車場でキャリブレーションを行っても測量現場とは磁場が異なるため意味がありません。測量現場で行って下さい。

・キャリブレーションを行う際、コンパスに影響のある物の近くで行っている。(自動車、ガードレール)
コンパスに影響のあるものから離れてキャリブレーションを行って下さい。

・計測時やキャリブレーション時に、磁気ネックレスや携帯電話等、コンパスに影響のあるものを身につけている。
磁気ネックレスは外して下さい。携帯電話はお尻のポケットがベターです。

・キャリブレーション時、TruPulse360°本体をブラケットから取り外して行っている。
キャリブレーションは実際に計測をする状態のままで行う必要がございます。ブラケット、Lブラケット、5/8インチ変換ネジ、フィルターを取り付けた状態で行って下さい。

[場所の問題]

・測量現場の磁場が影響している
コンパスに影響する強い磁場を持つ場所ではTruPulse360°はご利用頂けません。コンパスに影響しそうな怪しい測点には近づかずに離れた場所からML測定や、放射測定で対応して下さい。

[人的要因]

・TruPulse360°及び反射板が水平になっていない状態で計測している
付属の気泡管をご利用頂き、TruPulse360°が水平に保たれた状態で計測して下さい。

・磁気ネックレスや携帯電話を身につけている
磁気ネックレスは外しましょう。携帯電話はお尻のポケットへ。

ざっと浮かんだだけで精度が出ない要因がこれだけあります。一度ご確認下さい。

とは言うものの、TruPulse360°の方位角精度は±1°ですから、過度な期待は禁物です。機械の実力的には、併合比で1/120〜150程度の精度で計測が出来る機器とお考え下さい。

更に高精度に計測するには・・・実はTruPulse360°の測量精度を2倍向上させる方法がございます。こちらは次の記事にてご紹介致します。