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このページはAustralian National University, Department of Forestry(オーストラリア国立大学、森林学科)Cris Brack上級講師の文献の一部を許可を得て翻訳したものです。
木の総合的な高さとは、地面に接した木の幹の軸からいわゆる木の頂上の先端部までと定義づけることができる。まっすぐな一本幹の木においては、幹の長さが木の高さということになる。傾いた木においては・・・
傾いた木において、斜高は必ず垂直高より大きい値である。しかしながら、傾きが極端でなければVとSは致命的なほど大きくは食い違わない。ここで言う極端な傾きとは、15°を超えるような傾きである。
垂直高(V)は斜高(S)と、木の先端部からの垂直な線が地面と交わる点と地面に接する幹の軸までの距離(H)により導かれる。
S=√(H2+V2)木のいわゆる「高さ」は、一本幹のはっきり先端部がわかる木では測り易い(写真右上)。ほとんどの松や若い木々はこのグループに分類することができる。
頂上部の枝がいくつにも分岐していたり、丸くなっている木では真の頂上部を特定することが難しい(写真右下)。このような枝分かれした木々で頂上部を特定するには、軸にそって頂上部に線をのばし、最も高い部分で空と交わる部分を木の高さを測るべき頂上部とみなすことができる。
木の高さは直接または間接的に測ることができる。一般的には直接測ることのできる木は倒れた木や小さな木に限られる。高い立木においては、普通は間接法で「測高計」という機器を使用して測る。
測高計では一般的には、木の高さを測り始めたい部分までの距離と角度を測る。測高計ではsin、cos、tanなどの三角関数が使われる。正しい測高計の使い方は木が傾いている、あるいは地面に対して垂直である等の、いわゆる条件と測定するために立つ位置による。
●測高竿
25m以下の立木においては、測高竿の利用は信頼できるテクニックであると言える。高さを測る上での誤差は一般的には1%以下である。 測高竿は一節1.5mのジュラルミンかファーバーグラスの管から成る。代表的な測高竿は一番下の部分が1.5mで10cmごとの目盛りがついている。木の幹にそって、竿の先端部が木の頂上部と同じ高さになるまで上げる。 | |
●木に登る
安全に登ることのできる、最も高い部分まで登る。地面までの高さはテープを利用し測ることができる。安全な高さから木の頂上部までは目盛付ポールで測る。 たえず安全に登る必要がある。 | |
●測高計を使用し、直立した木を測る。目の位置が木の根元より高い場合
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●測高計を使用し、直立した木を測る。目の位置が木の根元より低い場合
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●測高計を使用し、傾いた木を測る。目の位置が木の根元より高い場合
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●測高計を使用し、傾いた木を測る。目の位置が木の根元より低い場合
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