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 EzSurv はカナダのモントリオールに拠点を持つVGI Solutions社が開発・販売している1周波/2周波用GNSS(全地球航法衛星システム)用後処理ソフトウェアです。EzSurvは各メーカーのGNSS製品に対応しており、GNSS受信機から記録した生データを後処理することにより位置精度を向上させます。

 EzSurvにはGNSSデータファイルをEzSurvに読み込ませワンアクションで適切な基地局情報を探索し(日本国内全基準点対応)、自動的に後処理を行うAuto Processingモードと、後処理に関するシチュエーションをユーザー自ら詳細に行うManual Processingモードがあり、様々なユーザーリクエストに対応することができます。

 『後処理』とは...


 『後処理』とは、GNSS受信機で計測したデータを、正に、後に再処理することで位置の精度を向上させる、という工程を言います。

 通常は、既知点に基地局用GNSS受信機を、計測対象の地物の測定に移動局用GNSS受信機を配置し、双方が同じ時間帯で受信を開始し、移動局受信機はそのまま対象を測定します。

 このように2台の受信機で同時期のGNSS信号を受信することにより、お互いの差分より位置精度を向上させる処理が『後処理』です。

 すると基地局と移動局の2台のGNSS受信機が必要と思われますが、日本国内においては、全国に基地局となる電子基準点が国土地理院GEONETにより整備され一般に開放されているので、このデータを基地局データとして後処理を行えば、1台のGNSS受信機だけで全国で後処理が可能です。


参考:国土地理院GEONET
http://terras.gsi.go.jp/gps/geonet_top.html









 計測方法

 EzSurvは次の計測データに対応しています。
  • 基地局用計測データ
     後処理の基準になる基地局データを測定する方法。移動局も同じ時間帯に計測する必要があります。
  • スタティック計測
     観測点において、GPSアンテナを固定し長時間測定する方法。基線解析や位置の精度を高めたい場合に行います。計測時間は数分から約1時間となり、概ね長い時間計測するほど精度が良くなります。
  • キネマティックモード
     移動しながら位置を測定する方法。
  • セミキネマティックモード
     キネマティックモードと同じですが、基地局に備え付けた専用ガイドバーによって観測時間を大幅に短縮します(基地局の設置とEzFieldソフトウェア必要)。

  •  ソフトウェアバージョン

     EzSurvは要求される後処理精度によって3種類のバージョンと、それぞれにGLONASS後処理オプションが用意されています。

    後処理内容 EzSurv Lite EzSurv L1 EzSurv L1,L2
    1m以上/30cm以上
    スタティックFIX解
    On the fly L1
    スタティック
    L1/L2 FIX解
    On the fly L1,L2
    GLONASS対応 ●※ ●※ ●※
    ※GLONASSオプション指定時

     後処理精度

    受信機 キネマティック処理 スタティック処理 セミキネマティック処理 OnTheFLY処理
    1周波 1m以内 (※1)
    30cm以内 (※2)
    1cm (※3) 数cm (※4,5) 2cm (※6)
    2周波 N/A 1cm (※7) N/A 2cm (※8)
    ※1 水平精度にて。PDOP6以上、衛星5機、5〜10分の続けてのトラッキングが行える測位環境。またマルチパスや電離層状態の影響が精度に影響を及ぼします。基地局からの距離に応じて5ppmの誤差を含みます。
    ※2 水平精度にて。PDOP6以上、衛星5機、15〜20分の続けてのトラッキングが行える測位環境。またマルチパスや電離層状態の影響が精度に影響を及ぼします。基地局からの距離に応じて5ppmの誤差を含みます。
    ※3 水平基線精度にて。PDOP6以上、衛星4機、15〜30分の続けてのトラッキングが行える測位環境またマルチパスや電離層状態の影響が精度に影響を及ぼします。基地局からの距離に応じて1cm±2ppmの誤差を含みます。
    ※4 連続的なL1 コード波、キャリア派等の受信が必要です。
    ※5 EzFieldソフトウェアを適切に使用した場合です。
    ※6 水平精度にて。PDOP6以上、衛星5機、45分の続けてのトラッキングが行える測位環境。基地局から10km以内。またマルチパスや電離層状態の影響が精度に影響を及ぼします。基地局からの距離に応じて2cm±2ppmの誤差を含みます。
    ※7 5〜10分でcm精度。水平精度は1cm±1ppm含みます。
    ※8 PDOP6以上、衛星5機、約30秒続けてのトラッキング。またマルチパスや電離層状態の影響が精度に影響を及ぼします。基地局からの距離に応じて2cm±2ppmの誤差を含みます。

     対応するデータ形式、またはGNSS受信機

  • 汎用ファイル
    Rinex バージョンv2.10

  • 生データファイル
    Hemisphere GPS すべての受信機
    Magellan DG14、ProMark 500
    NavCom すべての受信機
    Novatel すべての受信機
    Septentrio すべての受信機
    Ublox TIM-LH、LEA-4T、LEA-5T

     動作環境

     EzSurvは次の環境で動作します。

    ハードウェア Windowsが動作するPC
    CPU Pentium1GHz以上
    HDD 1GB以上の空き推奨
    メモリ 1GB以上推奨
    OS Windwos7, Vista 等
    USB SafeNetハードウェアキー
    ネット環境 ソフトウェアの更新や基地局検索に必要

     オプション

  • EzSurv専用モバイルGISソフトウェアEzTagCE (カタログ)
  • EzSurv専用モバイル測量ソフトウェアEzField (カタログ)
  • EzField セミキネマティック用ガイドバー

     追加情報

  • EzSurvテクニカルノート
  • ヘミスフィアGPSの後処理精度(弊社ブログ記事)

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