GPS-GISソリューション--ティンバーテック

畑土壌の表面排水不良要因などを調べるために、今までは貫入土壌硬度計が有効とされてきました。

しかし、この貫入土壌硬度計の多くはデータをデジタル化するために多くの手順を踏む必要があり、より簡易な手法の開発が求められてきました。

CP40Ⅱは土壌のコーン指数※のログ機能がついた多機能コーンペネトロメーターです。

コンパクトなサイズの器械1台でフィールドデータを採取･記録し、直接PCにデータを転送でき、もう野帳を携帯する必要はありません。

CP40Ⅱは貫入速度をモニターしているので、貫入するスピードを調節したり、一定の深さで数値を確認するわずらわしさがありません。また、データ測定前の面倒な試掘作業も必要ありません。

貫入が完了するとLCDパネルには記録されたデータのグラフが表示され、ユーザーはその場で土壌の状態をリアルタイムで知ることができ、また過去に収集し記録されたデータもパネルに表示することが可能です。

1ファイルに最大9データ、最大2047データが本体に保存可能です。

CP40Ⅱは最大測定深750mmまで測定することが可能です。

コーン値の測定間隔は10mm、15mm、20mm、25mmの4種類から選択でき、用途に合わせた断面分析が可能です。

また130mmコーン使用時の最大コーン指数は5500kPa、323mmコーン使用時の最大コーン指数は2200kPaまで一人で簡単に測定可能です。

ASAE規格・Euro規格に合致したコーンを用途に応じて選択可能です。

ASAE規格 Euro規格 ※Euro規格はオプションです。
ASAE130mm
ASAE323mm Euro100mm　Euro333mm　Euro200mm　Euro555mm

※大起理化工業製貫入式土壌硬度計DIK-5521と同一の計測を行う場合はEuro200mm2コーンが必要です。

CP40ⅡはDGPS受信機の高精度な測位データを位置情報として取込むことができます。

測定した土壌硬度データと測定した日付・時刻・位置を合わせて2047ポイントの貫入点データをCP40Ⅱ内に記録することができます。

GPSデータはNMEAフォーマットのGGAを取込み、単独/ディファレンシャル測位の状態もデータに格納でき、データ精度の向上に役立てることができます。

CP40Ⅱは大型LCDパネルと４つのエントリーボタンからなり、ユーザーが簡単に理解できるようなメニュー構成となっています。

またLCD画面にバックライト機能を搭載し、暗い場所でも操作が簡単です。

CP40Ⅱはフィールドでも持ち運びしやすいよう、シャフトが分割された仕様になっています。

それにより、一つのケースに全てが格納でき、持ち運びが容易です。

またシャフトとコーンはスパナで締め付ける機構になっており、測定中に外れることがなく安心して連続測定ができます。

CP40Ⅱ専用のPCソフトウェアで測定間隔・調査対象地・最大測定深などのパラメーターを設定し、本体に転送することが可能です。

また本体に保存された測定データは専用ソフトウェアで簡単にデータをPC上にダウンロードすることができます。

ダウンロードされたデータはソフトウェアに表示され、簡単に検索することが可能です。

日本語データダウンロード解析ソフトウェアでGISに簡単展開

オプションでTIMBERTECH製CP40Ⅱ専用日本語版ソフトウェア「CP40II Data Viewer」もご利用できます。

CP40II Data ViewerはCP40IIからのデータダウンロード機能に加えて、取り込んだ測定値データから任意で選択した測定データを重ね合わせてグラフ化できるので計測地の全体像もすぐに把握でき、また手間のかかるGISやエクセルでの集計を、手軽に行いやすい出力形式で計測データを出力できます。

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