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適格請求書発行事業者登録番号 T6-4500-0100-1946 |
GeoSketch3はGeoSketch2の従来機能に加え、GLONASS受信機への対応と、任意の属性フィールド記録に対応しました。これにより最新のGNSS受信機に対応し、測量業務、さらにモバイルGISとしてもお使い頂け、フィールドでのすべての業務をサポートします。
GeoSketch3で追加された新機能や修正点GNSS対応
GPS衛星に加えGLONASS衛星を測位できるGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機が増えてきたことから、GeoSketch3ではGNSS受信機のメッセージ(NMEA定義のGLONASSメッセージ$GL***とGNSSメッセージ $GN***)に対応しました。
この対応に伴いGeoSketch3では次の内容が変更されています。
GeoSketch3ではGNSS受信機からの位置情報を次の優先度に従って読み取ります。
オレンジ色の衛星マーク( )がGLONASS衛星を表します。衛星番号は65〜96(64+GLONASS衛星slot番号)です。
【GNSS受信機接続テスト画面】 | 【測定中衛星配置図】 |
GNSS精度予測 (v3.1以降)
GNSS受信機が測位した位置の精度予測値が確認できるようになりました。対応したGNSS受信機を接続時に画面右下にDRMSが表示されます。DRMSは約68%の確率でこの距離値以下の精度に収まる、という意味となります。さらに、DRMSを2倍にすると2DRMS値になります。2DRMSは約95%の確率で距離値以下の精度に収まる、という値となります。
これらの値を計測前に確認することにより、より精度の良い状態で計測することが可能です。
左の例の場合はDRMSが10.7mなので68%の確率で10.7m以内で測位している、という意味になります。より確実に考えると、2倍して2DRMSにすると、95%の確率で21.4m以内で測位している、ということになります。
この値を目安に、規定内の精度に収まっているか確認しながら計測作業を行うと、計測時に気づきにくい測位誤差による計測ミスを減らすことができます。
属性対応
従来のGeoSketchでは測定した座標点、路線、区画に対して添付できる追加情報は点名とメモしかありませんでした。GeoSketch3ではこれら座標点、路線、区画に対して任意の情報を添付することが可能になりました。この座標点、路線、区画に対する情報を「属性」といいます。「属性」の中には任意に予め決められた複数の情報を持っています。
この属性をもつ点は、1点毎に上記3種の情報を持つことを意味します。1点測定毎にこれらの属性項目も入力していきます。
属性テンプレートは座標点、路線、区画のそれぞれのデータに関連付ける属性の「型」を決めるテンプレートです。前述の例の「家屋」は属性テンプレートを意味します。目的にあった属性テンプレート用意すればGeoSketch3の記録データは様々な意味を持てます。
属性内容は関連付けられた座標点または路線、区画など、測定後に自動的に内容入力画面が開きます。ここで任意の情報を入力することで、測定したデータの属性として保持されます。
2回目の測定以降、属性内容は前回の入力内容を引き継ぐので何度も似たいような内容入力する場合も手間が省けます。また次の入力から前回の内容を自動的に引き継ぎ適用ができ、毎回の入力を省くことも可能です。また登録後いつでも確認や再編集することが可能です。
属性を含んだ測定データは属性とともにcsvファイルやshpファイル(GIS標準ファイル)に出力することが可能です。この出力機能により測定終了後の解析編集作業がとてもスムーズに行えます。
属性にカメラ撮影 (v3.1以降)
属性種類に「画像」と「ファイル」が追加されました。
画像属性は文字通り計測した座標点、路線、区画に対して、画像ファイルを割り当てることが出来ます。また割り当てる画像はモバイルデバイスに搭載されたデジタルカメラから直接取り込むことが可能です。現場の記録が一段と管理しやすくなりました。
ファイル属性は計測中に参照したいファイル(テキストや表計算など)がある場合に指定しておくことにより計測毎に手軽にそのファイルを開けるようにする機能です。計測時に別に管理されたファイルを閲覧/編集が行えます。
軌跡ログ (v3.1以降)
GNSS受信機を使用時に、バックグランドで測位軌跡が取れるようになりました。林内での足取りの記録や、計測ミスの判定など、様々な応用が可能です。記録形式は受信機が出力するNMEA形式になります。
【軌跡ログ中】 | 【ログファイル】 |
背景地図簡単作成 (v3.1以降)
今まで面倒な作業だった背景地図作成作業がとても簡単になりました。以下の地図画像ならドラッグ&ドロップだけでGeoSketchプロジェクト用の背景地図ファイルが出来上がります。
背景画像読込枚数アップ (v3.1以降)
背景地図の処理方法を改善したことにより従来比20倍以上もの背景地図を読み込めるようになりました。また表示速度も大幅にアップし、拡大縮小時の表示待ちも最小限に抑えました。
サイズ制限により使えなかった高解像度の地図も広範囲に使用できます。
レーザー距離計直接測定機能
従来のGeoSketchでのレーザー距離計を使った測定では必ず器械点を決めた後、測定を行っていました。器械点を現在のGNSS測位位置とすることで、事前に器械点を定義せず測定できる測機能を追加しました。これにより急を要する場面や精細でない分野の測量(遺跡調査や立木や地物位置)がさらに素早く行えるようになりました。
vectronix 長距離レーザー距離計対応
vectronix社製 長距離レーザー距離計 PLRF、VECTORに対応しました。vectronix社レーザー距離計は耐環境性があり、最大で26kmまで(※VECTOR23)測れる高性能レーザー距離計です。人の近づけない場所や、より広域な測定などに力を発揮します。
緯度経度確認機能
GeoSketchは基本的に平面直角座標での記録になりますが、緯度経度で位置を指定する業務向けに該当位置の緯度経度を確認できる機能を追加しました。
その他
GeoSketch3はその他、いくつかの障害修正や機能向上などが行われております。詳細はリリースノートをご確認ください。
リリースノート
ティバーテックモバイル測定システム旧製品をお使いのお客様へ
GeoSketch3へバージョンアップが可能です。ご購入時期によりバージョンアップ費用が変わります。詳細は下記の表をご参照ください。バージョンアップお申込みは弊社ホームページ問い合わせフォームから、またはお電話にてご連絡ください。
購入時期 | 費用 |
GeoSketch3をお使いのお客様 | 無償バージョンアップ |
旧バージョンをお使いのお客様 | 25,000円(税抜) |