ここではデータの受信方法および使用方法についてのよくある質問と回答を掲載します。下のリストから質問項目を選ぶと、それぞれの回答部分へジャンプします。
1)首輪内部のメモリには、どれくらいの量のデータを保存できますか?
2)無線通信でアクティビティデータをダウンロードすることはできますか?
3)無線通信で接近感知センサーデータをダウンロードすることはできますか?
4)同時に複数のユーザーがデータにアクセスすることは可能ですか?
5)Eメールで送信されたSMSファイルをGPSデータに変換するには、どうすればいいですか?
6)首輪で取得したGPSデータは、どれくらいの精度ですか?
7)GPSデータに表示されているDOPというのは、どういう値ですか?
8)どのくらいの数値であれば高精度な測位結果と言えますか?
9)UTC時刻補正を設定したはずなのに、取得したGPSデータはUTCのままでした。何が悪かったのでしょうか。
10)ローカルグリッド座標を使用しています。取得したデータをこれに変換することはできますか?
11)ArcGISなどの他社ソフトウェアのデータベースに書き込むことはできますか?
GPS位置データだけで131,072点を保存することができます。アクティビティデータなどの位置情報以外のデータは別のメモリに保存されるため、それらが位置データの保存数に影響を与えることはありません。
UHF無線通信オプションが適用されている首輪であれば、UHF無線の通信可能圏内でUHF無線通信用ターミナルを使用することでリモートでアクティビティデータをダウンロードすることができます。その他の無線通信(イリジウム衛星通信やGlobalstar通信)については、アクティビティデータは首輪を回収した後にパソコンと首輪を有線で接続することでしかダウンロードすることができません。
UHF無線通信オプションが適用されている首輪であれば、UHF無線の通信可能圏内でUHF無線通信用ターミナルを使用することでリモートで接近感知センサーデータをダウンロードすることができます。その他の無線通信(イリジウム衛星通信やGSM通信)については、接近感知センサーのステータスメッセージのみ受信することができます。
衛星通信対応の首輪であれば、複数のユーザー宛にEメールでデータを送信することができます。また、GPS PLUS Xを利用した場合は、一度に複数のユーザーが同じデータベースにアクセスすることが可能です。
SMSファイルをGPSデータに変換するには、以下の2種類の方法があります。
充分にGPS衛星からの信号を受信できている状態の時の測位データの平均精度は5メートル未満です。森林内での測位の場合もそれほど精度は変わりませんが、GPS衛星からの信号を受信するために必要な時間は長くなる可能性があります。
DOPとは「Dilution of Precision(精度の劣化度)」の略で、位置情報の精度を表す数値です。この数値が低いほどそのデータが高精度な位置情報であることを示しており、取得した位置データが2Dの場合はHDOP(水平方向の精度)で、3Dの場合はPDOP(水平および垂直方向の精度)でそれぞれ保存されます。
DOPの値が10.0以下で、測位に使用された衛星数が少なくとも5以上である場合、そのデータの信頼度は高いと言えます。
UTC時刻補正は首輪内部に保存されるスケジュール設定と通信設定にのみ反映される機能で、首輪自体はGPS衛星から発信されるUTC時刻に従って動作します。ソフトウェアGPS PLUS(旧ソフトウェア)の場合、データをLMT(現地時刻)に変換するにはまずメニューバーの「File」から「Options」を選択し「Misc」タブからLMTの補正時間を設定して、データをエクスポートする必要があります。ソフトウェアGPS PLUS Xの場合は、「Configuration」欄の「Local Settings」から「UTC Correction」を選択してUTCの補正時間を設定すると、データのLMTの欄が補正された日時で表示されます。
可能ですが、別途ローカルグリッド座標変換用のライセンスをご購入いただく必要があります。詳しくはお問い合わせください。
ウェアGPS PLUS(旧ソフトウェア)ではできません。ただ、データをデータベース用のファイルにエクスポートすることは可能です。GPS PLUS Xでは可能です。