KSシリーズ 取扱説明書

モータ関連

モータが動きません。

①モータケーブルに異常がないか確認してください。

  • 差込端子は適切に圧着されていますか?
  • 適切に圧着を行ってください。
    →モータケーブルの圧着と配線

  • 差込端子は奥まで差しこまれていますか?
  • 差込端子を奥まで差し込んでください。

  • モータケーブルに断線はありませんか?
  • 断線している場合は、購入した販売店にお問合せください。

②モータのリミットダイヤルを確認してください。

  • リミットダイヤルは0になっていませんか?
  • リミットダイヤルが0になるとモータは停止します。リミット調整をしてください。
    →回転リミットの調整

③KS-SUP-Mシリーズの場合は機器側面のヒューズソケットを確認してください。

自動制御設定の通りに動作しません。

①機器が自動制御モードになっているか確認してください。

②機器の状態を確認してください。

③機器の設定を確認してください。

  • 調整値が変更されていませんか?
  • 調整値の設定を確認してください。
    →操作(⑪管理温度調整ボタン)

  • 最高温度・最低温度が優先されていませんか?
  • 調整値で設定温度を変更している場合、設定温度が最高温度より高くなっている、または最低温度より低くなっている可能性があります。
    設定温度よりも最高温度・最低温度の設定が優先されるため、設定温度は必ず最高温度と最低温度の範囲内におさまる温度に設定してください。

    また、最高温度・最低温度は他のセンサによる開閉条件よりも優先されます。
    雨や強風を感知している場合でも、ハウス内が最高温度を上回っている場合は閉動作になりません。雨や風による閉動作を優先させたい場合は、最高温度を高めに設定してください。
    →機器の設定を変更する(高度な設定→開閉制限設定→最高温度・最低温度)

  • モータとセンサは正しく関連付けされていますか?
  • モータがどのセンサの値を条件に自動制御しているかを確認してください。
    →機器の設定を変更する(かんたん設定→設定編集中のライン・関連付ける温度センサ)

  • 各ラインごとの自動開閉設定に誤りはありませんか?
  • KS-SUP1-Mの場合、自動制御の条件にしないセンサにチェックが入っていないか確認してください。
    KS-THP1-Mの場合、「すべて」「いずれか」のどちらかが選択されているか確認してください。
    →時間帯別自動開閉設定

モータが頻繁に安全停止します。

①安全停止レベルを確認してください。

②パイプやビニールなど、施設の点検をしてください。

  • 施設に破損や消耗している場所はありませんか?
  • 施設を修繕してください。

  • ケーブルがモータに巻き込まれていませんか?
  • 巻き込まれていた場合はケーブルに断線がないか確認してください。
    巻き込みを防ぐためにビニールタイなどで固定してください。

開閉モータは手回しで動かせますか?

モータは手回しで動かせません。
モータが故障した場合は、モータを外して手動装置に切り替えてください。

開閉モータは自分で操作できますか?

できます。ご自身でモータを操作する場合は、KSAppまたは手動スイッチを使用してください。

開閉モータの内部に水が溜まっています。

急激な温度変化のある場所にモータを設置していると、モータカバーの内部に結露が発生することがあります。

モータがいつ開閉しているか、または現在どこまで開いているかを確認することはできますか?

できません。モータの動きを確認したい場合は、別途ネットワークカメラなどの設置をお願いします。