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無線接続について

全ての位置情報データ、アクティビティデータ、気温データ、接近感知記録データ、外部センサーからなどの計測値は首輪内部のメモリーに保存されており、たとえメインバッテリーが完全に無くなってもデータはそのまま保存されています。

首輪を回収することなくデータのダウンロードを行いたい場合には無線による接続方法が数種類あり、ユーザーの予算や環境に合わせて選択することができます。

UHF双方向通信

UHF無線通信を使用すると、ユーザーは電波の受信可能範囲内にいる時であればいつでも首輪と通信することができます。首輪との通信には、専用のUHFターミナル(右図)を使用します。ターミナルで可能な操作は以下の通りです。

  • GPS位置情報、アクティビティデータ、気温データ、モータリティ及び接近感知センサーデータのダウンロード
  • 首輪のステータス情報(バッテリ残容量など)のダウンロード
  • GPS測位、ビーコン発信、接近感知センサーの新規設定ファイルのアップロード(仮想フェンス内のスケジュール設定含む)
  • ターミナル単体で、GPS受信機と電子コンパスの機能を使用可能

受信可能範囲は、湿度や周囲の植生、首輪とターミナル両方の高度的な位置関係、受信システム、地形、その他様々な要因で変化します。通常は、小型の八木アンテナを使用した場合であれば2〜3キロ程度の範囲になります。

GSM双方向通信

※日本非対応のサービスです。

GSM接続は、プロバイダーに関係無く全ての携帯電話のSMS機能を使ってユーザーに首輪のデータ(GPS位置情報、モータリティ情報、接近感知情報)をほぼリアルタイムで通知する機能です。ユーザーは、首輪が位置情報を取得するたびに通知するか、一定数の位置情報データが蓄積されてから纏めて通知するかを選択することが可能です。また、ユーザーから首輪へ新規のGPS取得スケジュールやビーコン発信スケジュール、接近感知機能のスケジュールをアップロードすることもできます(仮想フェンス内のスケジュール設定含む)。アップロードは、首輪からデータが送信された時に行います。

1つの首輪から発信されたSMSの全てのデータは、GPS PLUS Collar Managerによって自動的に結合され、1つのファイルとして保存されます。また、送信されたデータも含めた全てのデータは首輪内部のメモリーにそのまま保存されていますので、GSMで受信できなかったデータをUHFF無線通信でダウンロードしたり、首輪の回収後に旧タイプのケーブルLink ManagerまたはUSBケーブルを使ってパソコンで読み込むこともできます。これらの方法でダウンロードしたデータとSMSデータには互換性があるため、3種類それぞれのデータを結合して1つのデータファイルとすることも可能です。

GSMのQuadband技術(850/900/1800/1900 MHz)を利用して発信されたSMSは、まずGSM基地局で受信したあと、それぞれのユーザーへ送信されます。VECTRONIC Aerospace社では自社でGSM基地局を設置しているので、そこで首輪からのSMSを受信しユーザーへデータをメールに添付して送信するサービスを行っています(無料)。さらに、データをVECTRONIC Aerospace社のサーバにアップロードして、GoogleマップやGoogle Earthのオンライン地図上で見ることもできます(ワンタイムパスワード方式・無料)。また、ユーザー自身でGSM基地局を設置することも可能です。GPS PLUS Xを利用すれば、簡単に設定できます。

衛星通信

VERTEX Plus首輪は、以下の2つの衛星通信機能を使用することができます。

•  Globalstar衛星通信

Globalstar衛星通信は、24時間使用可能な48個の衛星を使用した通信方法です。単方向通信方式なので、ユーザー側のデータ受信の成否を返信することはできません。そのため首輪は、受信の成功率を高めるために同じデータを数回発信します。アンテナは動物の身体に傷を付けることがないように、首輪の筐体部分に収納されます。

Globalstar衛星での通信ができない地域があるため、右図で通信可能エリアを確認してください(※日本国内では利用可能)。

•  イリジウム衛星通信

イリジウム衛星通信は、24時間使用可能な66個の衛星を使用した双方向の通信方法です(右図参照)。GPS位置情報、モータリティ情報、接近感知情報をダウンロードできるだけではなく、新規のGPS取得スケジュールやビーコン発信スケジュール、接近感知機能のスケジュールをアップロードすることもできます(仮想フェンス内のスケジュール設定含む)。

双方向通信方式なので、どのデータがユーザー側で受信済か、どのデータは再送信が必要かを首輪側で把握することが可能です。アンテナは首輪の筐体部分に収納されます。イリジウム衛星通信が利用可能な首輪のサイズは、最小でVERTEX Liteの1Cバッテリー搭載型からになります。

イリジウム衛星通信は、日本国内のプロバイダと契約することによって合法的に通信を行うことが可能になります。国内プロバイダとの契約をご希望の場合は、お問い合わせの際にお伝えください。

Globalstar衛星通信とイリジウム衛星通信の場合、首輪から発信されたデータを衛星が受信して、それをユーザーへメールで通知するのに最大で約5分間かかります。オプションとして、データをVECTRONIC Aerospace社のサーバにアップロードして、GoogleマップやGoogle Earthのオンライン地図上で見るサービスもあります(無料)。

無線通信 衛星通信
UHF GSM Globalstar イリジウム
首輪からユーザーへダウンロード
GPSデータ
アクティビティデータ - - -
気温データ GPSデータに同梱 GPSデータに同梱 GPSデータに同梱
モータリティ情報
接近感知情報 -
ユーザーから首輪へのアップロード
GPSスケジュール -
ビーコン発信スケジュール -
接近感知情報スケジュール 適用予定 -
仮想フェンス情報 適用予定 -
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